退職前後のひとからの学び
退職前後の人の話を聞く機会があったので、気づきのメモ。
話を聞いたひとたちの状況
- 50-55歳くらいで行われる勤務先での退職関連セミナー参加にて、具体的に退職後の生活やお金のやりくりについて考え始める。
- 銀行の退職金のプランは利用する(預金+投資信託で預金金利アップのようなもの)。
- 退職後すぐに、あるいは2-3年経ってから働く。お金のため、生きがいのため。
- 自営(社会労務士と行政書士を生かした仕事、退職に備えあらかじめ取得)以外は、年金受給額に影響しない程度で毎月8万円程度の収入とする。
- 勤め先は、もともとの勤め先からの斡旋(公務員/国家公務員)、シルバー人材事務所からの斡旋、早期退職のサービス利用でのパソナからの斡旋、娘の法律事務所の手伝い等。
- 50代で子育てほぼ終了(ということは、遅くとも30代前半での子ども)、人によっては住宅ローンあり(働き続ける動機付けだそう)のひとたちなので、退職以後は主には夫婦の生活費、リフォーム代、老人用(高級)マンション入居準備費用等のお金が必要。子ども、孫に残すことは、優先順位低い。残ったものをあげる程度。
- 元本保証を望む一方、運用にも興味を示すが、具体的にどれだけ増やしたいか、あるいはどのくらいの金額が必要か、計算しているひとは少ない。
学び
- 我が家の場合は学費がこれからかかるので、お金のシミュレーションが必要。それによりどの程度働く必要があるか把握できそう。
- あわよくば早期退職と思っていたが、どんな形であれ、多少の収入が長期間続く体制を構築するのがよさそう。
- 投資を行う場合は、退職後から行うよりも40代から始めておき、退職金取得後はすでに行っているものを継続やリバランス程度が良いように思う、でないと、市況の変化に時間でリカバーできない気がします。
- 55-60歳くらいで突然病気になるひとがいた。最低限の運動や食事には気をつけ、余計なストレスがないようにしたい。
必要なお金をあげてみた。
- 子どもたちが高校留学する場合、年間300万円としてふたりで1,800万円
- 大学も海外の場合、年間400万円として、ひとり1,600万円、ふたりで3,200万円
- 生活費はゆとりを持って年間600万円、年金が入るまで10年とすると6,000万円
- 1+2+3 = 1億1000万円
- 1+3 = 7,800万円
やはり1億円くらい必要ではないか。。。年250万円ためるなら、15年で3,750万円、25年で6,000万円。いまの会社で平和に長く働けるよう、努力する動機付けになる。
この考え方をするとき、どうしても投資によるリターンを考えにくい。それは経験値が少ないためだけれど、リスクを踏まえると、単にためることからの計算のほうが安心感がある。